ニイタカヤマノボレ一二〇八




もともとぼくは、何でもいいから絵を描くのが好きでしょうがない、というタイプではありませんでした。

何もないところにただ絵を描いて何かを表現できるとは、いまだに思えません。

自分の描く絵を「抒情画」と読んでいるのは、もちろん竹久夢二蕗谷虹児中原淳一あるいは林静一といった人々の仕事に感銘を受けてしまったからではあるけれど、それ以上に"lyrical illustration"という英訳の意味合いがぼくのビジュアル・デザインにいちばんしっくりくると思っているからなのです。

では、"lyrical illustration"とは?

一言で言えばそれは「詩としての画」ということで、つまりぼくは「言葉」がないところには絵をかけないのでした。

フリーペーパー文化誌「献血劇場」の発行を休んでから、ほとんど何も描けずにいたのも、そんな理由がいちばん大きかったような気がします。


さて、日本Tシャツ・ブランド「昭和元禄」の代表を務める内野君とは、ちょっと前にまったく偶然に仕事仲間となったばかりなのですが、そうめったにめぐり合えないような思想的に共犯関係を結べる漢に出会ってしまったと、ぼくは勝手に思っています。

そんな彼とのコラボレーション企画の話が出て、ぼくにとっては久しぶりに理想的なかたちで「言葉」と絡んだ絵を、Tシャツというメディアで商品化できることになりました。

詳細は近日発表できると思いますが、キーワードはロシア語。

内野君も「そこいらの形だけの和風Tシャツとはイデオロギーの違いがあるってことを見せてやる」と、奇襲攻撃に向かうパイロットのように息巻いています。

自信作です。お楽しみに。


comming soon!





日本Tシャツ 昭和元禄









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