she's a rainbow ♪ meets iMac





いまぼくの目の前にある白いポリカーボネート製のiMac (Late 2006)はわが家で2代目のMacで、それ以前はルビー色をしたiMac 450DV+を2000年から2006年くらいまで愛用していました。

DTPがものすごい勢いで普及していった1990年代、ペーパーセメントを片手に版下を切り貼りしていたぼくはそれ以前からマッキントッシュ~アップル・コンピュータ製品の購入を目論んではいたのですが、最終的にわが家へお迎えする決め手になったのは10年前、大ヒットとなった初代ボンダイブルーに続いて1999年に発表された5色キャンディカラーのiMacのCMがあまりにもすばらしかったからでした。





ひとつのナレーションもなく、真っ白い画面に踊るようにすべりこんでくる色とりどりのiMacが、たとえようもなく美しい。

そして、そのバックに流れているのがローリング・ストーンズの異色作として知られるアルバム"Their Satanic Majesties Request"に収録されていた名曲"She's a Rainbow"だったのです。

好きなストーンズの曲と言われたらあまりにも沢山ありすぎて困ってしまうけれど、ぼくが世界でいちばん大好きだったピアニスト、ニッキー・ホプキンズがまるでオルゴールのように流麗に奏でるハープシコードが美しすぎるこの曲だけは、ちょっと特別な1曲。





1967年当時のスインギン・ロンドンの夢見るようなサイケデリック・カルチャーの香りに包まれた当時世界一の美少女、マリアンヌ・フェイスフルのイメージをそのまま音楽にしたようなこの歌が、ぼくはずっと大好きでした。

この"She's a Rainbow"が目の覚めるような新鮮さで使われた1999年のAppleのテレビCMは、いまだに最高の名作だと思っています。

それでぼくも当時、この曲のイメージ・イラストを描いてみて、小説家・速瀬れいさんが主宰していた文芸誌"Ripple"誌上で発表してみたものでした。


rolling stones she's a rainbow イメージ・イラスト



上のイラストは、そのときの絵の中の一枚に色を付けてみたものです。

あちこちにローリング・ストーンズのファンなら分かるはずのモチーフをちりばめてみたこの一連のイラストは、やっぱりその筋の方々にはとりわけ楽しんでいただけたようで、ご好評をいただきました。






2009年9月9日にAppleが開催するというiPod + iTunes スペシャルイベントのコピーに"It's only rock and roll, but we like it."と、またストーンズの有名なフレーズからの引用があったのを目にして、そんなことなどを思い出してしまったのです。


Mac and iPod store







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