鎌倉 鶴岡八幡宮 大銀杏の樹の新芽とひこばえ

ぼくは東北地方の出身でもあり、判官びいきでもあるので、義経追討と奥州征伐を行った鎌倉幕府の初代征夷大将軍・源頼朝という人物に対しては、必ずしも好感情を持っていませんでした。 けれど昨年、伊勢神宮への参拝にあたって所功著「伊勢神宮」(講談社学術文庫)を読んでいると、武家政権の基を築いた頼朝公が母方(熱田神宮大宮司)の影響もあって、早くから神社崇敬の念を持っていたことが幸いし、中世…

続きを読む

神無月・神在月と出雲大社のおみやげの鈴

10月のある日、たまたま島根県へ旅行に出たという方に、「今月は神無月、全国の神さまが杵築の出雲大社に集まる月だから、ぜひ出雲大社にお参りしてみて」とおすすめしたところ、さっそく赴かれて、「出雲大社はすごくいいパワースポットだった」と喜ばれ、わが家にもおみやげにお守りの「しあわせの鈴」を買ってきていただきました。 この方は、「日本瞥見記」の中で「出雲は、わけても神々の…

続きを読む

要石 - 後編・鹿島神宮

(要石 - 前編・香取神宮からの続きです。) 鯰絵 剣で大ナマズを押さえつける鹿島大明神 香取神宮から鹿島神宮へ巡る途上、「坂東太郎」の名を持つ暴れ川である利根川の流れを越えて、茨城県へ。 古代のひとびとは日本最大の河川が洪積してできたこの「ひたちのくに」に、「常陸国」の字をあてました。 「常陸風土記」にはこの国が海や沼を渡ることなく往来できる平野とし…

続きを読む

要石 - 前編・香取神宮

千葉県香取市の香取神宮と、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮。 記紀神話の国譲りの場面にて活躍する武甕槌命(たけみかづちのみこと)が鹿島の神、経津主命(ふつぬしのみこと)が香取の神、藤原氏の氏神である奈良の春日神社もこの二社の神を遷し祀ったものとされ、中臣氏の神道との関わりも深く、それぞれ古くから各地の尊崇を集めてきた由緒ある神社ですが、この二つの古社に共通して、さらにとりわけ興味深く思ってい…

続きを読む

三峯神社のオオカミの護符

秩父三社と総称される三つのお社、宝登山神社・秩父神社・三峯神社を巡り、参詣してきました。 御朱印帖から ~三峯神社・宝登山神社・秩父神社 ぼくの棲む浦和からのアクセスを調べてみると、高崎線から熊谷で秩父鉄道へ乗り換え、というコースもありましたが、今回は早朝から池袋へ出て西武線で西武秩父駅へ向かうことに。 西武池袋線も所沢を過ぎ、飯能を過ぎてしばらく行くと山の…

続きを読む

美術手帖の伊勢神宮特集

本屋さんの雑誌コーナーに立ち寄ってみると、「美術手帖」2009年8月号で、先日ぼくらが初めて参詣したばかりの伊勢神宮が特集されているのが目にとまりました。 美術手帖 2009年8月号 さっそく手に取ってみると、表紙をはじめグラビア・ページでは女優の香椎由宇さんが、清らかな景色の中にミステリアスな独特の雰囲気を漂わせている写真が美しく、ぼくの記憶にも新しい伊勢神宮の…

続きを読む

伊勢神宮 参拝の印象

大正13年に伊勢の神職の家に生まれ國學院へと進んだ歌人で国文学者の岡野弘彦さんが、若き日に師事した釈迢空・折口信夫博士との思い出を記した「折口信夫の晩年」という著作を、ぼくは単なる回想記にとどまらず、ひとつのすぐれた文学的価値のある稀有な作品として何度も何度も繰り返し愛読していて、これまでにも何度か引用してきました。 いまでは中公文庫版も品切となってしまっているようです…

続きを読む

伊勢神宮参詣前夜

6月のイベント「黄金ノ國ノ夜明ケ」で行われたsmall designのTシャツ・ワークショップでシルクスクリーン・プリントしてみた上のイラストは、数年前に伊勢神宮の式年遷宮シンボルマーク公募が行われた際、自分なりに子供のころからのあこがれだったこの皇大神宮のイメージを図案化してみたものです。 天の岩戸の日食神話。 天照大御神(あまてらすおおみかみ)と大日é…

続きを読む