フェリーニの「道」のジェルソミーナのテーマ




スポーツやオリンピックにはまったく興味がないのですが、バンクーバー五輪のフィギュアスケートの男子フリーで銅メダルを獲得したという高橋大輔選手の競技シーンがテレビで放送されるたび、バックに流れる音楽を聴かされて、胸が詰まるようなたまらない気持ちになってしまいます。






フェリーニの名作映画「道」のジェルソミーナのテーマ。

以前、「溝口健二の映画『雨月物語』とフェリーニの『道』」の頁でも書いたように、わが家でいちばんのお気に入りのこの映画のなかで、頭の弱いジェルソミーナがたどたどしいトランペットで吹いてみせる哀しいメロディが、映画全体の描き出す世界と、まるで虫けらのように小さな存在の人間が生きるということで抱え込みうる心の重さと深さ、その底知れなさを思い出させてくれるのです。


調べてみると、2001-2002シーズンの頃からフィギュアスケートでこの曲を効果的に使ってみせたのは、美しいフォームと端正なルックスで人気があったカナダのジェフリー・バトルということで、You Tubeにはその滑りと映画のシーンをモンタージュした作品もありました。



Jeffrey Buttle La strada OST Montage



やはりこれを観ても、たまらない気持ちになってしまいます。


たまたま今日2月22日は、フェデリコ・フェリーニの奥さんで、ジェルソミーナ役を演じた女優・ジュリエッタ・マシーナの誕生日ということも知りました。










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